DAW利用者の為の音楽理論
はじめに
DAWを使えば
楽器の演奏ができなくても
音楽が作れます
既に用意されている素材を使うだけでも
十分楽しめますが
やはり自分で作ったメロディや
それに合わせた伴奏も作ってみたくなるものです
この教材は
『メロディに使われる音はどうやって決めるのか。同時に鳴らして良い音とダメな音は、どのように決まってくるのか、その理屈を知りたい』
という方の為に作りました
殆どの音楽理論解説と異なり
楽器演奏者でなければ不要と思われる事柄は
極力省いてあります
例えば
DAWでは、キー(調)を変えたければ
トランスポーズの機能を使えば良いのですから
この教材では
白鍵だけ(少しだけ黒鍵も)を使う
Cメジャー、Aマイナーのみで説明しています
また
コード進行を、ブロック並べのようにして
簡単に組み替えて試聴できるファイルを
Logic、Cubase、ProTools、その他のDAW用SMF
で用意しました
この教材で
コードとコード進行について理解し
楽曲のアウトラインを
自分で作れるようになっていただければ幸いです
目次
- はじめに
- 1章:音の高さ・音の並び
- 半音と全音について
- メジャースケール / マイナースケール
- キー(調)
- 調性記号
- 音程とは
- 音程(英語表記)
- 2章:コード
- コード / コードネーム
- コードネームは音楽の「パーツ指定記号」
- コードの種類1(三和音)
- コードの種類2(四和音)
- 3章:コードの機能(1)
- メジャー・ダイアトニックコード
- 主要三和音 / 代理和音
- ドミナントの機能について
- 4章:コードの機能(2)
- コード進行試聴ファイルの使い方
- 主要DAW用 コード進行試聴ファイル
- セカンダリー・ドミナント
- 5章:コードの機能(3)
- マイナー・ダイアトニックコード
- ハーモニックマイナー
- メロディックマイナー
- ダイアトニックコード まとめ
- 6章:テンションとアボイド
- コードトーン / ノンコードトーン
- テンション
- アボイドノート
- コード進行試聴用ファイル内でのアボイド指示ノート
- テンションとアボイドノート(1)/ Cメジャー・ダイアトニックコードの場合
- テンションとアボイドノート(2)/シックスコードとサスフォーセブンス
- テンションとアボイドノート(3)/マイナー・ダイアトニックコードの場合
- セカンダリー・ドミナントのコードスケール
- 付録:音符の知識
- 音符は音の長さを表す
- 休符は無音部分の長さを表す
- 4分音符と4分休符
- 8分音符と8分休符
- 16分音符と16分休符
- 休符を組み合わせた表示
- 連桁(れんこう)
- 3連符